幼稚園の入園面接の時期が近づいてきましたね。
きっと今ごろ、幼稚園選びに頭を悩ませている発達障害っ子ママも多いのではないでしょうか?
今回は、発達障害っ子ママが幼稚園を選ぶ時のポイントと、参考までに、リルの通ったキリスト教幼稚園(以下、T幼稚園)の良かったと思う点もあわせてお伝えしたいと思います。
Contents
発達障害っ子の幼稚園選びのポイント
厳しくない園を選ぶ
これはもう、最重要ポイントといってもよいのではないでしょうか!?
発達障害っ子は日頃から注意されることも多く、ストレスを抱えやすいです。
そんな子が、厳しい幼稚園に入って注意されてばかりの毎日を送っていると、2次障害の出る危険性があります。
リルの療育園のお友達の中にも、厳しい幼稚園に入ったばっかりに、ストレスで情緒不安定になったり不登園になったりした子が3人もいます!(3人とも転園しました)
子供の特性やペースを尊重してくれる、おおらかな園を選ぶようにしましょう。
人数の少ない園を選ぶ
発達障害っ子には感覚過敏を持つ子も多いので、人数が少なければそれだけ周囲からの刺激も減って過ごしやすくなります。
また、人数が少ない方が、先生の目も届きやすくなって安心です。
定員割れしている園を選ぶ
人気で毎年定員オーバーするような園ですと、悲しいかな、発達障害っ子は落とされてしまうケースが多いです。。。
定員割れしている幼稚園だと、園側はとにかく入園してもらいたいと思っているので、発達障害っ子でも入園させてもらいやすいです。
送り迎えのできる園を選ぶ
園バスは楽チンだと思われがちですが、発達障害っ子の場合は、家から園まで直接送り迎え可能な園を選んだ方がよいです。
ちょっと気になることがあっても、わざわざ園に電話するのって気が引けますよね・・・
でも、送迎ができれば、先生に直接会えますので、気軽にお話しすることができます。
越境も視野に入れる
私立幼稚園だと他の市区町村からでも通えますので、「市内に入れる幼稚園がない!」とか「隣の区に良さそうな幼稚園がある!」などといった場合は、越境を検討しましょう。
住んでる自治体内にこだわらず、子供にベストな環境の幼稚園を選ぶことが大事です。
発達障害っ子に向いているキリスト教幼稚園って?
リルはキリスト教幼稚園に通っていたのですが、ひとくちにキリスト教幼稚園といっても、実はカトリック系とプロテスタント系の2種類あるんです。
キリスト教幼稚園を選ぶ際はここが重要になってきます。
“神と教会”を重んじるカトリック系
カトリックは教会を重視します。マリア様が信仰の対象となるのも特徴のひとつ。
カトリック系の幼稚園は、一般的にマナーに厳しく、規則を重んじる教育をする傾向が強いと言われています。
“神と聖書”を重んじるプロテスタント系
一方、プロテスタントは聖書の言葉を重視します。プロテスタント系の幼稚園は、自由に、のびのびと優しさを重んじ、個性を尊重した教育をする傾向が強いとされています。
※『ならいごとキッズ』ホームページより引用。
上記を読んでいただければお分かりだと思いますが、カトリック系は厳しく、プロテスタント系は厳しくないという、正反対の特色があるんです!
先ほどもお伝えした通り、発達障害っ子には厳しくない園が向いていますので、キリスト教幼稚園に入れる場合はプロテスタント系を選択すべきということですね。
リルの通っていたT幼稚園の特色
制服も園バスも給食もない
これだけない園も珍しいのでは!?と思うくらい、いろいろなかったですねー。
でも、ないのには理由があるんですよ。
制服がない:個人の表現を大切にするため
園バスがない:親と会話をする時間を持つため
給食がない:食事量も食べられるものも個人差があるため
自由保育と一斉保育のバランスが良い
自由保育の時間はのびのびと遊び、一斉保育の時間は手先を使った作業をしたり体操をしたりしていました。
どちらも発達には必要な時間だと思いますので、どちらかに偏っているよりは、バランスよく織り交ぜられている方が良いんじゃないかなと個人的には思います。
お祈り、賛美歌、聖句暗唱、礼拝がある
お祈り:集まりの最初や食事の前などに、神様へお祈りをします。
賛美歌:月代わりで賛美歌を覚えて歌います。
聖句暗唱:月代わりで聖書の言葉を暗唱します。でも子供たちはたぶん意味わからずしゃべってます(笑)
礼拝:月に1回、教会で礼拝をします。牧師の園長先生が聖書のお話しをしてくれるのですが、とても話し上手な先生だったので、大人も子供も楽しめました。
縦割り交流がある
人数が少ないので、普段から自由保育の時間や預かり保育の時間は学年関係なく遊んでいますし、月に1〜2回、異学年でグループに分かれてイベントをやったりもします。
行事の際は、年長の子が年少の子の引率をします。
海外交流に積極的
海外の教会とも交流があるので、海外の学生が遊びに来てくれたりコンサートを開いてくれたりすることもありました。
園児も、外国人の子、ハーフの子、帰国子女の子などがよく転入してきてましたね。
外国人の先生による英会話の時間もありました。
食育に力を入れている
調理実習の時間があるので、年中の頃には包丁を使えるようになっていました。
これに関しては、以前に別記事でお話ししましたので、よかったら読んでみてください。
おもちゃがシンプル
木のおもちゃ、手作りおもちゃ、ブロックなど、おもちゃがどれもシンプルで良質でした。
人数に対してのおもちゃの量も十分だったので、取り合いになるということもあまりなかったようです。(こういうところも、人数が少ないメリット?)
T幼稚園に通わせて良かったと思う点、まとめ
①穏やかで厳しくない環境
リルは年中で漢方を飲み始めるまで、かなりかんしゃくが激しくて、先生もさぞかし大変だったと思うのですが、根気よく温かい対応をしてくださって、本当にありがたかったです。
毎日「幼稚園大好き!」と言いながら通えたのも、この穏やかな環境のおかげだと思います。
②制服がない
“選択する”ということが苦手な発達障害っ子のリルも、3年間毎日“洋服を選ぶ”訓練を積み重ねた結果、今ではひとりで洋服をコーディネートできるようになりました。
③送迎の時に先生とお話しできる
なにかと問題の出てくる発達障害っ子ですが、気になることがあってもすぐに先生に相談できるのはありがたかったですね。
お迎えの時には、その日あった出来事もお話ししてくださるので、園での様子も把握できて良かったです。
④給食がない
リルは偏食はないですが、年少の頃は過食で早食い、年中からは遅延アレルギー発覚で除去食、という問題を抱えていました。
でも、給食がないおかげで、面倒な配慮をしてもらわなくて済んだのでとても助かりました。
⑤園長先生の話術レベルが高い
送迎の際、リルのかんしゃくや落ち込みなどの対応に困っている時に、絶妙なタイミングで話しかけてきて、うま〜くリルの気持ちを切り替えてくださるので、さすが牧師!!と毎回感激していました。
⑥食育に力を入れている
調理実習のおかげで、料理を好きになってもらえたので良かったです。
⑦みんなちがってみんないい
個性を尊重してくれて、ダメ出しはせずに良いところを見つけてほめてくれるので、自己肯定感が高まったと思います。
最後に
いかがでしたか?
発達障害っ子の幼稚園選びは本当に悩ましい問題ですよね。
ぜひ、今回お話しした幼稚園選びのポイントを参考にしてみてくださいね!
https://adhd-asd.com/developmental-disability_010/
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