我が家は、ASD+ADHDの娘、ADHDの父、アダルトチルドレンの母、という凸凹一家です。そんな我が家のプロフィールはこちら
リルは入学前から特別支援教室への受け入れ許可をいただいていたので、1学期の最初から特別支援教室の支援を受けています。
今回は、まだ制度ができて浅い特別支援教室について、通級との違いや、実際に通わせてわかったことなどをまとめてみたいと思います。
Contents
特別支援教室と通級の違い
特別支援教室というのは、普通級に在籍している、知的に遅れのない発達障害の子を対象とし、生活や学習面における困りごとを改善するための指導をします。
と思われるかもしれませんが、決定的に違うところがあります。
それは、“他校まで通わなくていい”というところです!!
今までの通級指導教室は、限られた学校(拠点校)にしか設置されていなかったので、他の小学校に通う子たちは、保護者が送迎しなければなりませんでした。
しかし、この特別支援教室はすべての小学校に設置されているので、自分の通う学校で指導が受けられるのです!!
ただ、この記事を書いている2018年(平成30年)現在、特別支援教室は東京の小学校をモデル事業として始まったばかりなので、今後どういうふうに全国へ展開していくのかはまだよくわかっていません。
特別支援教室の保護者会の様子
特別支援教室についての説明は、年度始めの保護者会で行われました。
リルの通う小学校(以下、S小学校)は、特別支援教室に通う子が少なめなようで、来ていた保護者は10人もいないくらいでした。
特別支援教室の先生が5人くらい、そして、校長先生まで来られてました。
校長先生はリルの入学と同時に赴任してきた先生だったので、どういう先生かまだあまり分かっていなかったのですが、今までの学校でずっと特別支援教育に携わってきた先生らしく、発達障害に関して理解のある校長先生だと分かってとても安心しました!
リルを担当するA先生は、若くて優しそうなお姉さん先生だったので、リルもきっとなじみやすいだろうなと思いました。
おじさん先生じゃなくてホント良かったです…(笑)
残念ながら1年生はリルだけらしいんですが、2年生と6年生に女の子がいるとのことでホッとしました!
正直、全員男の子なんじゃないかと不安に思ってたので・・・😅
保護者会の終了後も、担当のA先生とお話しできる時間があったので、今困っていることを伝えておきました。
普通級での様子を観察してくれる
S小学校の特別支援教室は週2時間の指導なのですが、それ以外にも、特別支援教室の担当の先生が普通級での様子を観察してくれているという事実が保護者会の時に発覚!!
クラス担任の先生は発達障害に関してシロウトなので、プロの先生の目線で観察してもらえるのはとてもありがたいです!!
実際、担任の先生との面談では、リルの学校での様子について質問しても的を得ない答えしか返ってこないのですが、A先生に聞くと、「そうそう、それが聞きたかったんです!」という答えが返ってくるんですよね😊
特別支援教室の活動内容
1年生は学校生活に慣れてから特別支援教室での指導を始めるとのことで、S小学校では6月から指導が始まりました。
週2時間の中に、小集団でコミュニケーションを学ぶ時間と、個別学習の時間が設けてあります。
(※小集団活動は、2年生3人(男子2・女子1)+1年生(リルのみ)の4人だそうです)
小集団活動では、毎回テーマが決められていて、そのテーマに沿ったゲームをやります。
個別学習では、それぞれの困りごとを改善するためのワークをやります。
やりとりは連絡シートで
普段のやりとりは、“連絡シート”でおこないます。
●保護者が伝えたいことを書く欄
●特別支援教室の担当の先生が指導の様子を伝える欄
●クラス担任の先生が普通級での様子を伝える欄
があるのですが、担任の先生はやっぱりシロウトなので、発達障害関係のことは1ミリも書かれてないですね😅
1学期の学期末面談の様子
学期末には面談があり、学期中の取り組みや成果などを先生からお聞きしたり、これからの方針を話し合ったりします。
1学期の特別支援教室での取り組み
【目標①】時間を意識して課題を行えるようにする
〈指導方法〉
作業スピードを高める課題(プリント)を使って、スピードを早くする力をつける。
〈期末評価〉
3分未満だと早くやろうという意識が持続するようになった。
それ以上だと声かけしないと時間を忘れるので、徐々に時間を延ばしていくようにする。
【目標②】自分から相手に話しかけて動けるようにする
〈指導方法〉
小集団の中で活動することで自信を付けさせる。
個別指導の時間に他の児童に話しかける用事を作り、自分から話しかけるように促す。
〈期末評価〉
小集団活動のゲームで、積極的に「がんばれ!」と応援したり、キャプテンを引き受けたりすることができた。
【目標③】今やっていることをやめることができるようにする
〈指導方法〉
アラームやタイマーで切り替えのきっかけを作る。
行動の順番を視覚化して提示する。
切り替えができたらその場ですぐほめる。
SSTを行い、融通を利かせる力をつける。
〈期末評価〉
切り替えができるようになってきている。
視覚化によって、見通しを持って活動に取り組めている。
できる喜びを知り、自己肯定感が高まりつつある。
タイマーは家でも本当に役に立っていて、お風呂で体を洗う時間や学校に行くまでの時間などに利用しています。
気になったことを聞いてみた
クラス担任の先生との面談では、「学校では歌は歌ってないです」って言われてたのですが、半信半疑だったので聞いてみることに。
授業中にも歌ってるらしいのですが、まわりのざわざわにかき消されて、担任の先生にはたぶん聞こえていないと思いますって言ってました。
しかし、例の幻聴(頭の中の歌や言葉)を打ち消すために歌ってるのではなく、単純に楽しくて鼻歌を歌ってる(ADHDのお口の多動)だけらしいので、そこだけは安心しました。
でも、学年が上がって静かな授業になった時に歌われたら困るので、それまでには収まってほしいなあと思います💧
あと、細部へのこだわりも聞いてみたら、やっぱり学校でもかなり特性を発揮しているらしいです😓
その都度、共感してあげたり、こだわらなくても大丈夫な理由を説明したりして対応してくださっているみたいです💖
最後に
いかがでしたか?
週2時間の指導で効果あるの?って思ってましたが、リルにはいい効果が出ているようで良かったです。
特別支援教室での指導だけでなく、普通級での様子も併せて見ていただけるという点もありがたいですね😊
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